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第16巻 第12号 1983年12月 [目次] [全文 ( PDF 587KB)]
原著

胃癌肝転移症例のnatural historyよりみた検討

高橋 豊, 磨伊 正義, 秋本 龍一

金沢大学がん研究所付属病院外科

 癌の悪性度の指標として,癌の発育速度は重要な因子である.今回AFP産生胃癌において,胃切除後残存肝転移巣とともにAFP値が対数的に上昇する事に注目したところ,AFP値の推移により肝転移巣のダブリングタイムが計算可能であった.このダブリングタイムと各症例の予後とを比較したところ,ダブリングタイム13日の症例は予後が2ケ月,15日の2症例はいずれも3ケ月半,23日の症例は10ケ月半と,ダブリングタイムが短い程予後が悪いという興味深い結果となった.さらにダブリングタイムにより,肝転移発生時期を推定したところ,胃原発巣の大きさが5 cm以上になると,肝転移巣が出現する頻度が高くなると予想された.

索引用語
癌の時間学, ダブリングタイム, AFP産生胃癌, 肝転移

日消外会誌 16: 2067-2073, 1983

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