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第17巻 第1号 1984年1月 [目次] [全文 ( PDF 973KB)]
原著

閉塞性黄疸の合併症,とくに上部消化管出血に関する臨床的,実験的研究

中川 浩之

順天堂大学第1外科(指導:城所 仂教授)

 最近10年間の当教室における閉塞性黄疸317例中51例(16.1%)に消化管出血をみた.本症は閉塞性黄疸の種々の合併症の中で最も頻度が高く,死亡率も高い重篤な合併症で,急性閉塞性化膿性胆管炎などの重症感染症に続発する例が多い.閉塞性黄疸の術前胃液検査で感染例では塩酸ベタゾール刺激に対する胃分泌反応の遷延傾向がみられた.一方,術後胃分泌能は消化管出血例で著明に亢進していた.イヌの胆管結紮後2~3週に胃液量の増加を中心とした胃分泌亢進がみられた.また,胆管結紮後,胆管内にエンドトキシンを注入したラットでは20例中11例(55.0%)に急性多発性胃潰瘍がみられ,本症の発生機序として胆道感染症の重要性が強く示唆された.

索引用語
閉塞性黄疸の合併症, 閉塞性黄疸時消化管出血, 閉塞性黄疸時胃分泌能, 胆道感染症, M.O.F.

日消外会誌 17: 45-54, 1984

別刷請求先
中川 浩之 〒113 文京区本郷2-1-1 順天堂大学医学部第1外科

受理年月日
1983年9月14日

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