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第17巻 第1号 1984年1月 [目次] [全文 ( PDF 755KB)]
原著

器械吻合における腸管創傷治癒の実験的ならびに臨床的研究―二列交互配列stapleと一列配列stapleの比較を中心に―

三宅 純一, 北島 政樹, 関 学, 相馬 智

杏林大学第1外科

 近年,安全性,確実性,迅速性において器械吻合の有用性が高まってきた.そこで器械吻合(二列交互配列staple,一列配列stoaple)と用手吻合(Gambee吻合)における創傷治癒機転について比較検討した.実験は雑種成犬の結腸を用いて吻合術施行後,経時的に吻合部の治癒過程について検討した.vascular communicationはGambee吻合に早く認められたが,器械吻合では他臓器癒着が少なく,組織反応が少ない利点が明らかであった.また,一列と二列交互の差はほとんど認められなかった.器械吻合臨床例は77例で吻合部出血2例,狭窄5例,縫合不全5例であった.用手吻合困難な部位での器械吻合は,極めて有用性が高い吻合法であると考えられた.

索引用語
器械吻合, 腸管吻合創傷治癒, 二列交互配列staple器械吻合, 一列配列staple器械吻合

日消外会誌 17: 69-75, 1984

別刷請求先
三宅 純一 〒181 三鷹市新川6-20-2 杏林大学医学部第1外科

受理年月日
1983年10月18日

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