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第17巻 第3号 1984年3月 [目次] [全文 ( PDF 1107KB)]
宿題報告

膵癌の診断および切除成績向上にむけての私どもの試み

鈴木 敞

京都大学医学部第1外科

 教室で加療した膵癌270例中径2 cm以下の小膵癌11例が含まれていた.いずれも胆汁または膵液うっ滞性の膵頭部癌で,本質的に進行癌と変りなく拡大郭清手術の心要性が喚起された.新しいマーカーCA 19-9は2 cm以上に発育した膵癌の検出によく,膵炎との鑑別にも有用であった.血管合併膵切除28例を通じて門脈切除の安全性を確認したが遠隔成績に問題が残った.拡大膵全摘は脂肪肝をもたらすので拡大膵亜全摘にも関心をよせ,その術後残膵再生促進のためのtrypsin inhibitorの有用性を示した.膵切除後の生理的再建法の意義を核医学的手法を用いるなどして立証し,併せて幽門輪温存膵十二指腸切除の経験を披瀝した.最後に膵全摘10年生存例を供覧した.

索引用語
小膵癌, 膵再生, 膵切除再建法, 膵亜全摘, 幽門輪温存膵十二指腸切除

日消外会誌 17: 547-556, 1984

別刷請求先
鈴木 敞 〒606 京都市左京区聖護院川原町54 京都大学医学部第1外科

受理年月日
1983年11月9日

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