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第17巻 第3号 1984年3月 [目次] [全文 ( PDF 708KB)]
原著

硬化剤注入療法による食道静脈瘤の治療成績

川田 裕一, 中田 一也, 芳賀 駿介, 小川 健治, 菊池 友允, 矢川 裕一, 大谷 洋一, 梶原 哲郎, 榊原 宣

東京女子医科大学第2病院外科

 硬化剤注入療法による食道静脈瘤の治療成績を検討した.対象は過去2年5カ月間の食道静脈瘤症例41例で,出血症例13例,非出血症例28例である.5%Ethanolamine Oleateを硬化剤として用い,内視鏡下に静脈瘤内に注入した.食道静脈瘤出血に対する止血効果は良好で,出血症例全例が止血した.硬化剤注入療法施行後の食道静脈瘤出血は本療法施行8カ月後,わずかに1例にのみみられたにすぎない.硬化剤注入療法施行後,1カ月未満に3例,1カ月以降に7例が死亡したが,死因はいずれも基礎疾患の進行に関連しており,食道静脈瘤出血によるものではなかった.硬化剤注入療法の合併症は少なく,いずれも軽症で容易に治癒した.

索引用語
食道静脈瘤非手術療法, 硬化剤注入療法, 食道静脈瘤治療成績

日消外会誌 17: 557-563, 1984

別刷請求先
川田 裕一 〒116 東京都荒川区西尾久2-1-10 東京女子医科大学第2病院外科

受理年月日
1983年10月18日

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