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第17巻 第3号 1984年3月 [目次] [全文 ( PDF 733KB)]
原著

胃癌の治癒切除と非治癒切除の判定基準と予後の検討

榊原 譲, 三重野 寛喜, 箕浦 宏彦, 陳 春謀, 高橋 俊毅, 比企 能樹, 阿曽 弘一

北里大学外科(現 日比谷病院)

 胃癌切除例765例について,胃癌取扱い規約による治癒切除と非治癒切除別の予後を検討し,とくに絶対治癒切除後再発死亡例と絶対非治癒切除後長期生存例を中心にその要因を分析した.
 絶対治癒切除後,再発死亡を来しやすい因子は,se,n(+)であった.しかし,ps(-),n(-)でも分化型の癌に肝転移再発がみられることは注意が必要である.
 一方,絶対非治癒切除後5年以上生存例12例の非治癒と判定された理由は,切除断端癌陽性を除くと,リンパ節転移と限局型胃癌の他臓器浸潤であった.したがって,これらの場合は術中非治癒切除と予想されても,できる限りの拡大切除をする意義がある.

索引用語
胃癌累積5年生存率, 胃癌治癒切除後再発死亡例, 胃癌非治癒切除後長期生存例

日消外会誌 17: 564-570, 1984

別刷請求先
榊原 譲 〒228 神奈川県相模原市北里1-15-1 北里大学医学部外科

受理年月日
1983年11月9日

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