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第17巻 第3号 1984年3月 [目次] [全文 ( PDF 842KB)]
原著

ボタン型アルカリ電池誤飲に関する基礎的,臨床的検討

安井 達, 和泉 宏, 高木 大輔, 武山 直志, 千代 孝夫, 田中 孝也, 渡辺 直1), 山本 政勝1)

関西医科大学救命救急センター, 同 外科1)

 アルカリボタン電池誤飲による危険性などについて基礎的,臨床的検討を加えた.一般に誤飲による危険性はその内容物である強アルカリの漏出によると考えられているが,今回の結果では,たとえ内容漏出がなくとも胃液により惹起される電気分解により水酸イオンが発生し,それがために胃内壁は強度のアルカリとなり胃潰瘍が発生するとともに,胃穿孔発生の危険性が示唆された.電気分解の際には電池よりニッケル,亜鉛,鉄などの金属類が溶出されてくるが,たとえそれさが吸収されたとしても生体に悪影響を及ぼす程の量ではなかった.

索引用語
アルカリボタン電池, 胃潰瘍, 胃穿孔, 電解反応

日消外会誌 17: 586-594, 1984

別刷請求先
安井 達 〒570 大阪府守口市文園町1 関西医科大学救命救急センター

受理年月日
1983年11月9日

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