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第17巻 第5号 1984年5月 [目次] [全文 ( PDF 477KB)]
原著

教室における術中経脾門脈造影像の分析・検討―とくに肝生検像との関連―

清水 良一, 石上 浩一, 根木 逸郎, 村上 卓夫, 水田 英司, 三井 俊明, 磯村 徳, 森岡 秀之, 船本 正明

山口大学第2外科

 食道静脈瘤症例の術中経脾門脈造影例の中で,とくに肝内門脈枝までの分析が可能であった39例について肝生検像と比較し,次の結果を得た.1)39例中15例(38.5%)で経脾門脈造影上,肝内の第4次分枝まで鮮明に判続でき,これらは全例肝硬変症であった.2)39例中4例(10.3%)では,肝内の第2次分枝の末梢で潰れ現象を認め,これらは全例肝線維症であった.さらに,肝線維症に限定すると6例中4例(66.7%)が第2次分枝の末梢で潰れ現象を認めた.3)39例中肝内の第3次分枝までは鮮明に判読できるものの,末梢分枝にうねりやからまりを認めるものが7例あり,全例肝に線維増生のない軽微病変群であった.

索引用語
門脈圧亢進症, 経脾門脈造影, 肝生検

日消外会誌 17: 895-899, 1984

別刷請求先
清水 良一 〒755 宇部市小串1144 山口大学医学部第2外科

受理年月日
1984年3月14日

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