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第17巻 第6号 1984年6月 [目次] [全文 ( PDF 938KB)]
原著

大腸癌組織内CEAの免疫組織学的研究―とくに血清CEA値上昇因子について―

浜田 吉則, 山村 学, 日置 紘士郎, 山本 政勝

関西医科大学外科

 遠隔転移のない大腸腺癌51例に対し,間接酵素抗体法(PAP法)を用いて,CEAの癌組織内における局在様式を検討し,以下の3型(I型:apical type,II型:cytoplasmic type,III型:stromal type)に分類した.この分類にもとづき血清CEA値を比較したところ,III型の患者の血清CEA値および陽性率は有意に高値を示し,病理学的にはv,ly因子陽性の浸潤癌であり,臨床的にも進行癌であった.すなわち癌化にともなう膜糖蛋白の局在極性の変化喪失にもとづくCEAの腫瘍間質への出現が,脈管侵襲の存在とともに大腸癌患者の血清CEA値の上昇に大きく関与していることが示唆された.

索引用語
大腸癌, CEA, 酵素抗体法

日消外会誌 17: 1002-1009, 1984

別刷請求先
浜田吉則 〒570 守口市文園町1 関西医科大学外科

受理年月日
1984年3月14日

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