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第17巻 第8号 1984年8月 [目次] [全文 ( PDF 993KB)]
原著

早期胃癌におけるリンパ節転移の検討

鈴木 博孝, 遠藤 光夫, 鈴木 茂, 長谷川 利弘, 喜多村 陽一, 斉藤 早苗, 新井 稔明, 山下 由起子

東京女子医科大学消化器病センター

 早期胃癌のリンパ節転移と郭清を検討した.早期胃癌1,019例中リンパ節転移はn1(+)75例,n2(+)28例,n3(+)n4(+)各1例の105例10.3%に認められ,m癌で3.6%,sm癌で16.9%であった.転移と関係する因子はsm癌,50歳未満の女性.大きさ4 cm以上,肉眼型でIIa+IIc型,組織型でpor.pap.,脈管侵襲陽性であった.占居部別の差はない.累績生存は5生率92.9%,10生率82.2%である.生存率からみると,sm癌はm癌より不良,n(+)群はn(-)群より不良であるが,R2郭清はn(-),n(+)にかかわらず予後良好であった.リンパ節転移,関係因子ならびに生存率からみて深達度,転移の有無と脈管侵襲が不明な状態では原則としてR2郭清が適応と考えられた.

索引用語
早期胃癌のリンパ節転移, 早期胃癌のリンパ節郭清, 早期胃癌の生存率

日消外会誌 17: 1517-1526, 1984

別刷請求先
鈴木 博孝 〒160 東京都新宿区市ヶ谷河田町10 東京女子医科大学消化器病センター

受理年月日
1984年5月9日

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