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第17巻 第8号 1984年8月 [目次] [全文 ( PDF 575KB)]
原著

障害肝の肝切除におけるプロスタグランディンE1の効果に関する基礎的検討

宮崎 勝, 藤本 茂, 志村 賢範, 遠藤 文夫, 菅沢 寛健, 高橋 修, 栗原 正利, 河田 滋, 越川 尚男, 宇田川 郁夫, 奥井 勝二

千葉大学医学部第1外科

 プロスタグランディンE1(PG)の障害肝の肝切除時における保護効果を基礎的に検討した.ラットを用い肝動脈よりMMC 1.6 mg/kg注入,およびD-Galactosamine(D-Gal)800 mg/kg投与の2種の障害肝を作製し,24時間後に各々68%肝部分切除を施行した.(1)SGOT,SGPTは障害肝切除後著増するが,PG群で軽減傾向を認めた.(2)肝切除後DNA合成能は両障害肝共にPG群で有意の亢進を示した(p<0.05).(3)肝切除後生存率ではD-Gal投与群で肝切後3,6,6日においてPG群が有意の高い生存率を示した(p<0.05).以上よりPGE1が障害肝の肝切除において肝細胞を保護し,切除後のDNA合成が抑制されず,円滑に行われるものと考えられた.

索引用語
プロスタグランディン, 肝細胞保護効果, 肝再生, 肝切除

日消外会誌 17: 1551-1556, 1984

別刷請求先
宮崎 勝 〒280 千葉市亥鼻1-8-1 千葉大学医学部第1外科

受理年月日
1984年5月9日

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