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第17巻 第8号 1984年8月 [目次] [全文 ( PDF 1055KB)]
原著

Fluorescein-Naを用いた虚血腸管の生存性の判定に関する実験的研究―蛍光強度測定器を用いた客観的な判定について―

佐々木 勝海

東京大学第1外科(指導:森岡恭彦教授)

 Thiry-Vella loop型の低血流量虚血腸管モデルを作製し,Fluorescein-Na 10 mg/kg静注後の腸管壁の螢光発光形態の観察と蛍光強度測定器を用いた蛍光強度の測定により,虚血腸管の生存性および吻合の安全性を検討した.腸管壁蛍光発光形態は蛍光の強さによりI型・II型a・II型b・III型と分類された.蛍光強度は血流量と対応する傾向がみられ,正常腸管壁蛍光強度との比であるFluorescent index value(以下F.I.値と略す)はそれぞれ0.88±0.15,0.67±0.16,0.37±0.12,0.11±0.08を示し,慢性実験および腸管吻合実験にてI型・II型aの部位およびF.I.値0.5以上を示す部位には,生存性と吻合に際しての安全性のあることが判明した.

索引用語
Fluorescein-Na, Fluorescent index value, 虚血腸管, 腸管吻合術

日消外会誌 17: 1557-1565, 1984

別刷請求先
佐々木勝海 〒113 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学医学部第1外科

受理年月日
1984年5月9日

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