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第17巻 第9号 1984年9月 [目次] [全文 ( PDF 491KB)]
原著

肝切除創面の止血法―ヒトフィブリン糊接着の経験―

今岡 真義, 佐々木 洋, 石川 治, 大東 弘明, 谷口 健三, 岩永 剛

大阪府立成人病センター外科

 肝切除創面の止血に,本邦ではじめてヒトフィブリン糊を応用した.これはヒトフィブリノゲンにトロンビン,アプロチニン,Caの混液を添加したもので,これを創面に塗布し止血した.肝切除47例をフイブリン糊使用15例と非使用32例にわけ,止血の効果と術後の経過を検討し以下の結果をえた.術後の排液量:756→546 ml/日に減少,手術時間:7時間→6時間20分と約40分短縮,術翌日のGOT値:460→356 IU/lと低下,37℃ 以下の解熱に要した日数:9.8→6.7日と短縮(すべて平均値).
 肝切除創面のヒトフィブリン糊による止血は,操作が容易で完全に止血できる新しい止血法で,術後の経過も良好にすることができた.

索引用語
フィブリン糊, 肝創面の止血法

日消外会誌 17: 1737-1741, 1984

別刷請求先
今岡 真義 〒537 大阪市東成区中道1-3-3 大阪府立成人病センター外科

受理年月日
1984年6月13日

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