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第17巻 第10号 1984年10月 [目次] [全文 ( PDF 368KB)]
原著

大腸癌患者における糖鎖抗原CA19-9の臨床的意義

上原 泰夫, 小島 治, 間島 孝, 西岡 文三, 藤田 佳宏, 高橋 俊雄

京都府立医科大学第1外科

 大腸癌患者30例において血清CA19-9値が測定され,その臨床的意義について検討が加えられた.大腸癌患者の血清CA19-9値は365±239 U/ml(Mean±SE)であり,健常人のそれ(11±2 U/ml)に比べ高値を示した.また,病期進行とともに血清CA 19-9値は高値となる傾向にあった.血清CA 19-9値は癌組織内CA 19-9値と相関する傾向にあった.血清CA 19-9陽性率は37%であり,CEA(63%)やTPA(50%)のそれに比べやや低かった.術後患者においては血清CA 19-9値は担癌状態をよく反映すると考えられた.以上,CA 19-9は大腸癌において有用な腫瘍マーカーとなりうると考られたが,他の腫瘍マーカーとの併用がより有用と考えられた.

索引用語
大腸癌, CA 19-9, carcinoembryonic antigen, tissue polypeptide antigen

日消外会誌 17: 1861-1864, 1984

別刷請求先
上原 泰夫 〒602 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465 京都府立医科大学第1外科

受理年月日
1984年6月13日

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