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第17巻 第11号 1984年11月 [目次] [全文 ( PDF 733KB)]
原著

十二指腸球後部潰瘍の病態と外科治療―通常の十二指腸潰場との比較・検討―

上西 紀夫, 島津 亮, 倉本 秋, 城島 嘉昭, 大原 毅, 近藤 芳夫

東京大学医学部第3外科

 十二指腸球後部潰瘍5例の胃内・外分泌動態,切除胃粘膜の組織学的所見について通常の十二指腸潰瘍40例と比較,検討し,球後部潰瘍の病態と外科治療について以下の結論を得た.1)空腹時およびガストリン刺激後の胃酸濃度高値と酸分泌反応の遷延化,2)インスリンおよびセクレチン刺激後のパラドキシカルなガストリン分泌反応,3)切除胃幽門洞粘膜の再構築にて5例中4例に,胃底腺領域の拡大・幽門腺領域の縮小を示すいわゆるsmall antrumの存在が認められた.これらによる胃酸高値が球後部潰瘍発症の重要な因子と考えられた.手術術式としては胃酸分泌および背景胃粘膜の面から選迷切兼幽門洞切除術が適当と考えられた.

索引用語
十二指腸球後部潰瘍, 球後部潰瘍の胃内, 外分泌動態, small antrum, 選択的近位迷走神経切離術, 選択的迷走神経切離兼幽門洞切除術

日消外会誌 17: 1980-1986, 1984

別刷請求先
上西 紀夫 〒112 東京都文京区目白台3-28-6 東京大学医学部第3外科

受理年月日
1984年7月11日

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