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第17巻 第11号 1984年11月 [目次] [全文 ( PDF 929KB)]
原著

排泄性胆嚢造影陰性例に対する胆嚢穿刺術の意義

渡辺 義二, 竜 崇正, 尾崎 正彦, 山本 宏, 有我 隆光, 長島 通, 小高 通夫, 佐藤 博

千葉大学医学部第2外科

 胆嚢疾患に対して施行した排泄性胆道造影法の成績を検討し,さらに高率に認められる胆嚢像陰性例に対して,超音波誘導下の胆嚢穿刺術の有効性について報告する.
 (1)胆嚢疾患148例に対して排泄性胆道造影法を施行するに胆嚢像陰性例は102例(68.9%)と高率に認められた.
 (2)胆嚢像陰性例を中心に胆嚢穿刺術を行い145例中138例(95.2%)に明瞭な胆嚢像を得た.
 (3)胆嚢癌34例に対する吸引細胞診の成績は34例中28例(82.4%)の診断率であった.
 (4)胆嚢胆汁CEA濃度は良悪性鑑別の補助診断に成り得る.
 胆嚢穿刺術は胆嚢癌の早期発見および良悪性の鑑別診断に有効であり,とくに胆嚢像陰性例に対して不可欠の検査法である.

索引用語
胆嚢癌, 胆嚢穿刺術, 排泄性胆道造影法, 胆嚢吸引細胞診, 胆嚢胆汁CEA

日消外会誌 17: 2019-2027, 1984

別刷請求先
渡辺 義二 〒280 千葉市亥鼻1-8-1 千葉大学医学部第2外科

受理年月日
1984年7月11日

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