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第17巻 第12号 1984年12月 [目次] [全文 ( PDF 482KB)]
原著

ホルマリンによる慢性胃潰瘍の作成

松口 宰邦, 斎藤 貴生, 佐々木 攻, 岩松 正義, 井口 潔

九州大学医学部第2外科

 ラットを用いて長期間開放性を持続できる胃潰瘍モデルの作成を目的とし,100%および50%ホルマリン0.025~0.1 mlを胃漿膜下に局注したところ,25匹中1匹を除き4週後に全例にUl 4の開放性潰瘍を作成しえた.また局注54週後においても,33匹中7匹(21.2%)に開放性潰瘍を認め,本法は慢性胃潰瘍モデルの作成法として有用と思われた.
 開放部面積は作成後12週まで次第に減少し,20週後に一旦拡大して再燃するが,34週後には経過中最小となった.組織学的には20週までの34匹はすべてUl 4であり,54週までの48匹中15匹はUl 3,33匹はUl 4の潰瘍であった.

索引用語
ホルマリン潰瘍, 慢性胃潰瘍モデル, 実験胃潰瘍癌

日消外会誌 17: 2118-2122, 1984

別刷請求先
松口 宰邦 〒815 福岡市南区野多目595 九州がんセンター

受理年月日
1984年9月19日

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