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第18巻 第1号 1985年1月 [目次] [全文 ( PDF 914KB)]
原著

胃,十二指腸潰瘍に対する迷走神経切離術の現況―全国アンケート調査の結果からみた十二指腸潰瘍に対する迷切術の検討を中心に―

関根 毅, 戸部 隆吉1), 白鳥 常男2)

埼玉県立がんセンター腹部外科, 京都大学医学部第1外科1), 奈良県立医科大学第1外科2)

 わが国における迷切の現況,とくに十二指腸潰瘍に対する迷切の現況と再発率,再発因子について検討した.その結果,迷切は待期手術では全体として胃潰瘍で34.7%,十二指腸潰瘍で54.1%であり,このうち十二指腸潰瘍では基本術式として大学病院で74.0%,一般病院で28.2%に施行されていることがわかった.十二指腸潰瘍に対する迷切後の再発率はTV+P 2.4%,SV+P 8.7%,SV+A O.5%,SPV+P 4.2%,SPV-P 4.9%であった.再発因子としては不完全迷切,ドレナージの不十分,減酸率の不十分,さらにガストリンを介する幽門の機能亢進(antral G-cell hyperplasiaないしhyperfunc-tion)が挙げられ,十二指腸潰瘍では幽門洞切除が必要である症例のあることを指摘した.

索引用語
十二指腸潰瘍, 胃潰瘍, 迷走神経切離術, 術後潰瘍再発

日消外会誌 18: 20-28, 1985

別刷請求先
関根 毅 〒362 埼玉県北足立郡伊奈町小室818 埼玉県立がセンター腹部外科

受理年月日
1984年10月17日

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