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第18巻 第1号 1985年1月 [目次] [全文 ( PDF 774KB)]
原著

閉塞性黄疸の病態に及ぼす内因性endotoxinの影響―特に無菌動物を使用して―

山田 智彦

日本医科大学第1外科学教室(主任教授:代田明郎)

 閉塞性黄疸に際しみられる内因性endotoxin(Et)血症の生体障害作用を検討するために,無菌および普通ラット計100匹を用いて,その総胆管を結紮し,術後2,5,7日目に血中Et,血清補体(CH50),肝機能および糖代謝能を測定した.血中Etは普通群でのみ出現し,7日目で門脈血75%,大動脈血69%と高い陽性率であり,補体値は両群とも低下するが,Et陰性例では陽性例と異なり,無菌群と同様の回復傾向を示した.肝糖代謝能は無菌群とくらべ,普通群では明らかに障害されていた.すなわち,閉塞性黄疸の際高率にみられるEt血症により補体は消費されるとともに,肝予備能や糖代謝能は少なからず障害をうける事実の一端を明らかになしえた.

索引用語
閉塞性黄疸と無菌動物, 内因性endotoxin, CH50とendotoxin血症, 肝糖中間体

日消外会誌 18: 97-104, 1985

別刷請求先
山田 智彦 〒113 文京区千駄木1-1-5 日本医科大学第1外科

受理年月日
1984年10月17日

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