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第18巻 第3号 1985年3月 [目次] [全文 ( PDF 607KB)]
原著

選択的胃迷走神経切離兼幽門洞切除術における右胃大網動静脈および神経枝温存の意義について―臨床的検討―

高桑 一喜, 松原 要一, 松尾 仁之, 薛 康弘, 吉田 正弘, 田宮 洋一, 若桑 正一, 筒井 光広, 加藤 知邦, 三浦 宏二, 武藤 輝一

新潟大学医学部外科教室第1講座

 十二指腸潰瘍の外科的治療として選択的胃迷走神経切離兼幽門洞切除術を施行する際に,右胃大網動静脈とこれに沿う神経枝を温存した13例を温存群,これらを切離して施行した16例を切離群とし,両群間で術後の減酸率や術後早期の胃内容停滞について比較検討した.術後3カ月の減酸率は両群間で差は認められなかった.術後3カ月までの胃内容停滞発生頻度は温存群で15%,切離群で63%であり,温存群で有意に少なかった(p<0.05).従って,選択的胃迷走神経切離兼幽門洞切除術を施行する際に右胃大網動静脈とこれに沿う神経枝を温存することは,術後早期の胃内容停滞を軽減するために有用であると考えられた.

索引用語
十二指腸潰瘍, 選択的胃迷走神経切離兼幽門洞切除術, 胃内容停滞, 術後減酸率, 右胃大網動静脈とこれに沿う神経枝温存

日消外会誌 18: 625-630, 1985

別刷請求先
高桑 一喜 〒951 新潟市旭町通1番町 新潟大学医学部第1外科

受理年月日
1984年11月21日

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