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第18巻 第3号 1985年3月 [目次] [全文 ( PDF 691KB)]
原著

特発性門脈圧亢進症の循環動態―肝硬変症との比較―

神谷 岳太郎

新潟大学医学部第1外科(指導:武藤輝一教授)

 肝硬変症では全身的循環亢進状態をともなうことが知られているが,肝障害の軽度な特発性門脈圧亢進症の循環動態についての報告は少ない.今回11例の特発性門脈圧亢進症例について,Swan-Ganzカテーテルと肝静脈カテーテル法で循環動態を測定し,肝硬変症36例,対照8例と比較検討した.特発性門脈圧亢進症例の心係数は4.46±1.16l/min/M2,全末梢血管抵抗は1712±566dyne・sec/cm5/M2であり,肝硬変症例はおのおの4.57±0.98l/min/M2,1635±458dyne・sec/cm5/M2で,対照例に比べて有意に循環亢進状態を示したが,両群間に有意差は認められなかった.特発性門脈圧亢進症の循環亢進状態は脾重量と相関し,内臓領域,なかでも脾血流量の増大を反映したものと考えられた.

索引用語
門脈圧亢進症, 循環亢進状態, 特発性門脈圧亢進症, 肝硬変症

日消外会誌 18: 677-684, 1985

別刷請求先
神谷岳太郎 〒951 新潟市旭町1-757 新潟大学医学部第1外科

受理年月日
1984年11月21日

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