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第18巻 第4号 1985年4月 [目次] [全文 ( PDF 565KB)]
原著

肝切除後の再生肝における腫瘍増殖に関する研究

馬渕 秀樹

名古屋大学2外科(主任:近藤達平教授)

 癌の根治を目的として原発性肝癌や転移性肝癌に対して,積極的に肝切除が行われるようになってきた.当外科において肝切除を施行するも,癌巣の一部や娘腫瘍が取り残された症例で,残存腫瘍が急速に増大するのを経験した.その増大率は,測定間隔を約3カ月とし,60%以上の高値を示した.この解明のために,ラットにて70%肝切除群と肝非切除群とに分け,残存肝内に吉田肉腫を移植し3HTdRを用いて,autoradiographyにて検討を加えた.肝非切除群においては,肝細胞及び腫瘍細胞では,標識率は5%以下であったが,肝切除群においては,肝細胞は10~20%,腫瘍細胞では50~60%の高値を示した.又,mitomycin C(MMC)は残存肝内の腫瘍に対してより効果を示した.

索引用語
肝切除術, 肝腫瘍, 肝オートラジオグラフィー

日消外会誌 18: 765-772, 1985

別刷請求先
馬渕 秀樹 〒465 名古屋市名東区にじが丘1-1-1 虹ヶ丘マンション1409号

受理年月日
1984年12月12日

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