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第18巻 第7号 1985年7月 [目次] [全文 ( PDF 433KB)]
原著

胃癌患者の術後補助化学療法における1-(2-tetrahydrofuryl)-5-fluorouracilのfat emulsion化によるリンパ移行性効果について

花上 仁, 黒澤 努, 北野 善昭, 宮川 貞昭, 堀江 文俊, 根本 明久, 箭本 浩, 西村 志郎, 浅越 辰男, 四方 淳一

帝京大学第1外科

 FT-207のリンパ移行に対するfat emulsion化の効果を検討した.胃癌術後7例を対象とし,FT-207の油中水滴型emulsion(FT-w/o)と水中油滴型emulsion(FT-o/w)をそれぞれ1 g経口投与し経時的に胸管リンパ液と末梢静脈血を採取しFT-207および5FU濃度を測定した.FT-207濃度についてみるとFT-w/oでは,リンパ,血液中とも,投与後30~60分において,また,5FU濃度では投与後30~120分において,それぞれFT-w/oに比較し有意に高値を示した.FT-w/oは優れたリンパおよび血液移行性を持つので胃癌術後補助化学療法剤として有用と考えられた.

索引用語
胃癌術後補助化学療法, 胸管リンパ液, 油中水滴型emulsion, 水中油滴型emulsion, 制癌剤のリンパ移行性

日消外会誌 18: 1635-1639, 1985

別刷請求先
花上 仁 〒173 板橋区加賀2-11-1 帝京大学医学部第1外科

受理年月日
1985年3月13日

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