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第18巻 第7号 1985年7月 [目次] [全文 ( PDF 485KB)]
原著

胃癌のリンパ管侵襲に関する病理組織学的検討

川角 博規, 牧野 正人, 竹林 正孝, 万木 英一, 岡本 恒之, 木村 修, 西土井 英昭, 貝原 信明, 古賀 成昌

鳥取大学第1外科

 深達度mの癌と多発癌を除き治癒切除された胃癌308例(sm早期胃癌86例,進行胃癌222例)について,リンパ管侵襲lyとその他の因子との関係について検討した.lyの程度とリンパ節転移率及びリンパ節転移度とは密接な関係にあった.組織型との関係をみると,ly高度例は髄様型低分化腺癌に多くみられ,硬性型低分化腺癌ではlyはあっても,これを光顕的に見出しえない例も少なからずあるのではないかと推察された.胃癌の壁深達度は同じでも,lyの存在部位が深いものでは,リンパ節転移は高度となり,予後も不良となる傾向にあり,lyの胃壁内存在部位を検討することは胃癌のリンパ行性転移の量的指標の1つとなり,ひいては患者予後を示唆する因子の1つとなるものと考える.

索引用語
胃癌のリンパ管侵襲, 胃癌のリンパ節転移率, 胃癌のリンパ節転移度, 胃癌の組織型, 胃癌生存率

日消外会誌 18: 1640-1644, 1985

別刷請求先
川角 博規 〒683 米子市西町36-1 鳥取大学医学部第1外科

受理年月日
1985年3月13日

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