有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第18巻 第7号 1985年7月 [目次] [全文 ( PDF 636KB)]
原著

胆管結石症に対する胆管十二指腸側々吻合術の検討

古川 正人, 中田 俊則, 山田 隆平, 酒井 敦, 伊藤 新一郎, 前田 滋, 瀬戸口 正幸, 森永 敏行, 千葉 憲哉, 糸瀬 薫, 大坪 光次, 西 八嗣, 大野 康治, 阿比留 浩佳, 久野 博, 林 日出喜, 梶原 義史, 中崎 隆行

国立長崎中央病院外科

 過去12年間に,肝外胆管に拡張を認めた胆管結石50例に対して,胆管十二指腸側々吻合術を施行したが,追跡調査からも術後の胆管炎の発生は1例もみられず,これらの成績を胆管空腸側々吻合術,乳頭形成術と比較したが,優るとも劣らぬ成績が得られた.また,術後の上部消化管造影にて,腸管内容の胆管内への逆流と排泄について検討したが,吻合口が大きければ,逆流した造影剤の十二指腸への排泄は速やかであった.
 以上の成績とともに,逆行性胆管炎およびSump Syndromeについて考察を加えたが,吻合口を大きくすれば(2.5 cm以上),これらは臨床上問題とはならず,胆管十二指腸側々吻合術は,安全で有効な術式であり,さらに,広く用いられてよいと考えられた.

索引用語
胆管十二指腸側々吻合術, 下部胆道付加手術, 逆行性胆管炎, Sump Syndrome, 胆管結石

日消外会誌 18: 1671-1676, 1985

別刷請求先
古川 正人 〒856 大村市久原郷1001 国立長崎中央病院外科

受理年月日
1985年4月17日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会