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第18巻 第8号 1985年8月 [目次] [全文 ( PDF 1022KB)]
原著

空腸による食道再建―術後quality of lifeの検討から―

河野 辰幸, 吉野 邦英, 滝口 透, 船越 千郷, 山崎 繁, 妙中 俊文, 下重 勝雄, 毛受 松寿1)

東京医科歯科大学第1外科, 熱海温泉病院1)

 1976年から1983年までの8年間に経験した食道切除再建例のうち,空腸,胃,回結腸を挙上し頚部吻合を行った81例について術後のquality of lifeを検討した.術後1年以上を経過し,臨床的に癌再発を認めない19例(空腸による再建6例,胃11例,回結腸2例)に対する面接調査の結果では,経口摂取,愁訴の点で空腸による再建がより良好な傾向を示した.これは代用食道としての挙上空腸では,嚥下時伝達性陽性波を高頻度に認め,胃や回結腸に比べ本来の食道により近い運動機能をもつためと考えられた.したがって,空腸による再建は術後長期生存の期待できる食道切除例において有用性の高い術式であると思われる.

索引用語
空腸による食道再建, 食道再建術後の経口摂取, 食道再建術後の愁訴, 食道再建術後の内圧測定

日消外会誌 18: 1758-1767, 1985

別刷請求先
河野 辰幸 〒113 文京区湯島1-5-45 東京医科歯科大学第1外科

受理年月日
1985年4月17日

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