有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第18巻 第9号 1985年9月 [目次] [全文 ( PDF 1066KB)]
宿題報告

胃癌の補助免疫化学療法

三輪 恕昭

岡山大学医学部第1外科

 胃癌例への免疫賦活剤(N-CWS,OK-432,PSK)術前経内視鏡的胃癌内投与は,局所に予後良好因子であるリンパ球浸潤をもたらし,所属リンパ節の免疫活性を高めた.このリンパ球はTリンパ球で,OKT8,Leu7が多かった.全身免疫療法としてのレバミゾールの術前よりの3投11休投与は,手術侵襲による細胞性免疫能低下の防止と,stage III胃癌例の,治癒切除のできた,癌腫が中等度の大きさの,n1(+),se例に有意な延命を与えた.上中部胃癌全摘例への摘脾はstage II,IV例に著しい延命をもたらし,stage III例では脾温存の上,stage IV例では摘脾の上での免疫療法が有効だった.またOK-432 20~30KEの閉腹前腹腔内投与は腹膜播種防止を期待させた.

索引用語
胃癌, 免疫化学療法, リンパ球浸潤, 摘脾, 腹膜播種

日消外会誌 18: 1951-1960, 1985

別刷請求先
三輪 恕昭 〒652 神戸市兵庫区菊水町5丁目 由井病院

受理年月日
1985年6月19日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会