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第18巻 第9号 1985年9月 [目次] [全文 ( PDF 891KB)]
原著

早期胃癌の組織型およびその組織多様性について

石井 慶太, 羽生 丕, 青木 望1), 真田 勝弘2)

東京医科歯科大学第1外科, 同 第1病理1), 土浦協同病院外科2)

 胃癌切除例より,その浸潤が粘膜固有層(m)にとどまる98例のm癌と,粘膜下層(sm)へ浸潤した68例のsm癌について,癌の進展と組織型との関係を検討した.その結果,低分化腺癌や印環細胞癌などの未分化型癌の頻度がm癌の23例(23%)からsm癌で62例(38%)と増加し,また同様に癌の浸潤面積の増大とともに未分化型癌の増加が認められた.
 一方,組織型の多様性に注目すると,すでにm癌において組織像が均一でなく,同一癌巣内に多様な組織型が併存する例が半数近くにみられた.この組織多様性の所見より,癌の深部浸潤や増大にともなって組織型が分化型癌から未分化型癌への移行を起こす可能性が示唆された.

索引用語
早期胃癌の組織型, 早期胃癌の組織多様性

日消外会誌 18: 1987-1994, 1985

別刷請求先
石井 慶太 〒113 文京区湯島1-5-45 東京医科歯科大学第1外科

受理年月日
1985年5月15日

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