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第18巻 第9号 1985年9月 [目次] [全文 ( PDF 617KB)]
原著

胃癌手術例における胃周囲およびダグラス窩洗滌細胞診の意義

雷 哲明, 金森 弘明, 東儀 公哲, 八板 朗, 中村 輝久, 長岡 三郎1), 小池 美貴男1)

島根医科大学第2外科, 同 中央検査部病理1)

 胃癌手術227例についてダグラス窩および病巣を中心とした胃周囲を洗滌し,洗滌液細胞診を行い予後との関係を検討した.ダグラス窩および胃周囲の細胞診陽性率はそれぞれ37例(16.3%)および36例(15.9%)であり,ダグラス窩および胃周囲ともに陽性が27例(11.9%),ダグラス窩のみ陽性が10例(4.4%),胃周囲のみ陽性が9例(4.0%)であった.洗滌細胞診陽性率はP因子,S因子,癌の大きさ,肉眼型,S2の面積,深達度などと相関があり,stage III,IV症例においては,細胞診陽性例は陰性例に比べて生存率が低く,また治癒切除で細胞診陽性の18例では9例は腹膜再発などで死亡しており,3例は生存中であるが再発が確認された.

索引用語
胃癌腹腔洗滌細胞診, ダグラス窩洗滌細胞診, 胃周囲洗滌細胞診, 胃癌の予後, 胃癌の再発

日消外会誌 18: 2000-2005, 1985

別刷請求先
雷 哲明 〒693 島根県出雲市塩治町89の1 島根医科大学第2外科

受理年月日
1985年5月15日

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