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第18巻 第9号 1985年9月 [目次] [全文 ( PDF 405KB)]
原著

肝管走行異常(副肝管)の臨床的検討

山田 和彦, 田中 紘輝, 風呂井 彰, 浜田 信男, 北国 敏, 古川 勉, 溝内 十郎, 平 明

鹿児島大学医学部第2外科

 肝管走行異常を胆石症355例中16例(4.5%)にみとめ,臨床的検討を行った.
 合流型式より5型に分類され,原疾患別では肝内結石症で14%の高頻度にみられた.術前発見率は37%にすぎなかった.走行異常肝管は後区域を支配するものが多く,これまでの報告例が前区域支配が多いとする結果と異なった.肝管損傷は2/16(12%)に発生し,stentを用いた修復で治癒した.
 肝管走行異常は胆道手術時の損傷と関連が深く,副肝管(accessoryやaberrant hepatic duct)と呼称されている.肝区域支配の面からみると多くは,ある肝区域の唯一の胆汁排出路であり副肝管という呼称は適当でないと考えられ呼称に関し検討を要すると思われる.

索引用語
肝管走行異常, 副肝管, 肝管損傷, accessory hepatic duct, aberrant hepatic duct

日消外会誌 18: 2026-2029, 1985

別刷請求先
山田 和彦 〒890 鹿児島市宇宿町1208-1 鹿児島大学医学部第2外科

受理年月日
1985年5月15日

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