有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第18巻 第10号 1985年10月 [目次] [全文 ( PDF 781KB)]
原著

十二指腸潰瘍に対する迷走神経切離術後の再発に関する検討

土屋 誉, 佐々木 巌, 今村 幹雄, 今野 喜郎, 内藤 広郎, 成井 英夫

東北大学第1外科(主任:佐藤寿雄教授)

 昭和40年から昭和59年までの20年間に教室で迷走神経切離術を施行した十二指腸潰瘍症例は134例で,このうち6例,4.5%が再発した.再発率を術式別にみると,TV+Pが63例中3例4.8%,SV+Pが29例中3例,12.0%でV+P全体では92例中6例,6.5%であった.一方,TV+A,SV+Aは1例の再発もみられなかった.再発例6例のうち3例は緊急手術例で,再発までの期間は1年7カ月であった.2例は保存的療法にて治癒し,4例は再手術を施行した.再発の原因についてみると,1例はZollinger-Ellison症候群であった.残り5例のうち4例までは酸分泌亢進によるもので,迷走神経切離術後MAOは非再発例に比べ高値を示した.

索引用語
十二指腸潰瘍, 迷走神経切離術, 迷切術後潰瘍再発, 胃酸分泌

日消外会誌 18: 2098-2105, 1985

別刷請求先
土屋 誉 〒980 仙台市星陵町1-1 東北大学医学部第1外科

受理年月日
1985年5月15日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会