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第18巻 第10号 1985年10月 [目次] [全文 ( PDF 486KB)]
原著

硬変併存肝癌におけるOK-432投与による臨床免疫学的検討

小野 二六一, 崎浜 国治, 近藤 千博, 香月 武人

宮崎医科大学第1外科

 硬変併存肝癌13例につきOK-432投与による免疫療法を検討した.細胞性免疫能をskin testにて,肝硬変症14例および健常対象者12例と比較検討すると,肝硬変症および硬変併存肝癌にて特にSU-PSおよびSK-SDの反応低下をみた.硬変併存肝癌におけるOK-432の臨床効果を検討すると,生存率では,5カ月で70%,12カ月で58%で,非投与群17例の5カ月12%,12カ月10%以下と比べて有意に高かった.skin testでも改善がみられ,血中AFPの上昇はみられず,血中エンドトキシンの陰性化がみられた.しかし,腫瘍サイズの縮小はみられなかった.硬変併存肝癌に対するOK-432投与は臨床上,期待しうることが示唆された.

索引用語
硬変併存肝癌の免疫療法, OK-432投与, skin test

日消外会誌 18: 2106-2110, 1985

別刷請求先
小野二六一 〒889-16 宮崎県宮崎郡清武町木原5200 宮崎医科大学第1外科

受理年月日
1985年6月19日

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