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第18巻 第11号 1985年11月 [目次] [全文 ( PDF 641KB)]
原著

胃癌の骨および骨髄転移に関する臨床的検討

山村 義孝, 紀藤 毅, 山田 栄吉

愛知県がんセンター外科第3部

 胃癌治癒切除2,235例中26例(1.2%)に骨転移再発を認め,そのうち6例は骨髄転移であった.(1)若年者,(2)肉眼型は3型,(3)組織型はporとくに硬性型,(4)壁深達度はseとpm,(5)リンパ節転移が高度,(6)占居部位がMの胃癌が骨転移をおこしやすいhigh risk groupに属する.胃癌手術後骨転移発症までの期間は一定しないが,発症後の経過は急激で80%以上が半年以内に死亡した.初発症状は全例に腰背部痛があり,骨転移部位としては脊椎が最も多く,次いで肋骨,骨盤の順であった.骨転移の診断には骨シンチが有効であり,alkali phosphataseの高い症例が多かった.また骨転移による疼痛に対しては,転移局所に対する放射線療法が有効であった.

索引用語
胃癌の骨転移, 胃癌の骨髄転移, 播種性骨髄癌症, 骨シンチグラフィー

日消外会誌 18: 2288-2293, 1985

別刷請求先
山村 義孝 〒464 名古屋市千種区田代町鹿子殿81-1159 愛知県がんセンター外科第3部

受理年月日
1985年7月10日

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