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第18巻 第11号 1985年11月 [目次] [全文 ( PDF 524KB)]
原著

十二指腸潰瘍穿孔例に対する迷走神経切離兼幽門形成術

大澤 二郎, 矢田貝 凱, 白石 隆祐, 東出 俊一, 加山 裕高, 村田 透, 玉川 正明, 篠田 正昭, 奥田 順一1), 来見 良誠2), 小菅 貴彦3)

朝日大学村上記念病院外科, 同内科1), 滋賀医科大学第1外科2), 沖縄県立宮古病院外科3)

 十二指腸潰瘍穿孔に対する従来の広範囲胃切除(以下広胃切)法は小胃症状とそれによる体重減少などを招き,社会復帰後の就労状況も必ずしも満足といえない成績である.
 このため,胃全体の温存をはかれる迷走神経切離(以下,迷切)兼幽門形成術を20症例に適用し,その遠隔成績を中心に62例の広胃切例と比較検討した.(1)手術時間,入院期間は迷切例で152±29(±SD)分,24±7日,胃切例で140±26分,26±17日と大同小異であった.(2)術後遠隔調査において体重増加例は広胃切の43%に対し迷切例は75%と著明に改善された.(3)食後症状発現は胃切例42%に対し迷切例44%とほぼ同程度であったが,迷切例は短期間に軽快する例が多かった.(4)潰瘍再発率は胃切例1.6%(1/62),迷切例5%(1/20)であった.

索引用語
十二指腸潰瘍穿孔, 迷走神経切離兼幽門形成術, 小胃症状, Visickの分類

日消外会誌 18: 2294-2299, 1985

別刷請求先
大澤 二郎 〒500 岐阜市橋本町3-23 朝日大学村上記念病院外科

受理年月日
1985年6月19日

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