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第18巻 第11号 1985年11月 [目次] [全文 ( PDF 565KB)]
原著

肝障害とインスリン反応との関連性に関する臨床的,実験的研究

小林 衛, 武藤 正樹, 米沢 健, 鬼頭 文彦1), 横井 隆志1), 呉 宏幸1), 新明 紘一郎1), 土屋 周二1), 嶋田 紘2)

国立横浜病院外科, 横浜市立大学第2外科1), 福井医科大学第1外科2)

 臨床例では,急性肝炎,閉塞性黄疸,肝硬変の順に耐糖能は低下し,インスリン反応は閉塞性黄疸のみ低下し,他2者は高かった.実験的には,末梢静脈血インスリン反応は肝障害犬全体に低い傾向にあったが,門脈血インスリン値は,閉塞性黄疸犬と慢性CCl4犬で高い時期もあり,肝のインスリン取り込みも亢進していた.劇症肝炎を想定したDMNA犬では門脈血インスリンも肝の取り込みも低く,インスリン・グルカゴン療法の合理性が裏付けされた.前2者は代償性の肝障害,後者は非代償性の肝障害であると推定され,肝障害と門脈血インスリン動態および肝のインスリン取り込みとの関連性が示された.

索引用語
肝障害時の耐糖能, 肝障害時のインスリン反応, 門脈血インスリン動態, 肝のインスリン取り込み, 肝の代償性

日消外会誌 18: 2323-2328, 1985

別刷請求先
小林 衛 〒245 横浜市戸塚区原宿252 国立横浜病院外科

受理年月日
1985年7月10日

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