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第18巻 第11号 1985年11月 [目次] [全文 ( PDF 581KB)]
原著

胃癌切除術後胆石症の臨床的検討

伊藤 徹, 別府 倫兄, 田中 洋一, 針原 康, 高見 実, 三條 健昌, 出月 康夫, 万代 恭嗣1)

東京大学第2外科, 社会保険中央総合病院外科1)

 胃癌切除術後症例100例を対象に,外来で超音波検査を施行し胆石発生の有無を検索した(観察期間,術後3カ月~4年8カ月).その結果,24例(24.0%)と高率に胆石が発見された.胆石発見時期は最短2カ月,最長3年9カ月で3年以内が23例(95.8%)であった.胃切除術式が拡大するほど胆石の発症頻度が高率であった.4例に胆嚢摘出術を施行したが,胆石はいずれも色素胆石であった.また切除されていない胆石も,超音波画像上は色素胆石を示唆する像を呈した.従来,胃切除術後胆石は主としてコ系石を対象に検討されていたが,少なくとも術後早期に発生する胆石では色素胆石を中心に考える必要がある.

索引用語
胃癌切除術後胆石症, 迷切後胆石症, 胃切除術後胆嚢機能, 色素胆石の成因

日消外会誌 18: 2340-2345, 1985

別刷請求先
伊藤 徹 〒113 文京区本郷7-3-1 東京大学医学部第2外科

受理年月日
1985年7月10日

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