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第18巻 第11号 1985年11月 [目次] [全文 ( PDF 978KB)]
原著

黄疸障害肝における組織ポリアミンの動態―ラット胆管閉塞および閉塞解除後の肝切除再生肝の検討―

浅井 雅則

名古屋大学第1外科(主任:塩野谷恵彦教授)

 ラットを用い,黄疸群,黄疸軽減群(以下減黄群),正常肝切除群,黄疸肝切除群,減黄肝切除群を作製し,組織ポリアミンと血清GOT,GPTの動態を比較検討した.黄疸群の組織プトレシン(以下Put),スペルミジン(以下Spd)は正常肝切除群と同様の経時的変化を示した.両群の組織Putの変化は血清GOT,GPTとよく相応していた.黄疸肝切除群のごとき肝障害が重篤になると血清GOT,GPTは障害に比例して増加しなかったが,組織Putは正常肝切除群に比べ著明な増加と高値の持続を示した.減黄肝切除群の組織Putは正常肝切除群のそれに近づいた.組織Putの動態は,再生より障害の程度と比例したことより障害の指標になると考えられた.また障害に対する代償的保護因子の働きを持つと考えられた.

索引用語
肝障害とポリアミン, 肝障害とプトレシン, 肝再生, 閉塞性黄疸, 減黄

日消外会誌 18: 2351-2361, 1985

別刷請求先
浅井 雅則 〒466 名古屋市昭和区鶴舞町65 名古屋大学医学部第1外科

受理年月日
1985年7月10日

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