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第18巻 第11号 1985年11月 [目次] [全文 ( PDF 705KB)]
原著

大腸癌肝転移症例の検討―臨床病理学的所見と遠隔成績を中心に―

関根 毅, 須田 雍夫

埼玉県立がんセンター腹部外科

 大腸癌における初回手術時肝転移(同時性)症例46例のうち,主病巣切除症例36例について臨床病理学的所見と遠隔成績を中心に検討した.臨床病理学的検討では主病巣切除症例において結腸ではS状結腸(S),直腸では直腸S状部(RS),肉眼型では2型,組織型では中分化,低分化腺癌および粘液癌,壁深達度ではs(a2)以上,静脈侵襲ではv1~v2,リンパ管侵襲ではly2が多くみられる傾向を示した.遠隔成績の検討では主病巣切除症例における平均生存期間は非切除例のそれに比べて有意に延長し,Reductive surgeryとしての主病巣切除は有効であった.主病巣切除・肝転移巣非切除症例において術後に化学療法を十分に遂行しえた群では不完全な群に比べて平均生存期間は延長を示し,術後の化学療法,化学療法+肝動注は有効と思われた.

索引用語
大腸癌肝転移, 大腸癌主病巣切除, 大腸癌術後化学療法, 肝動注療法

日消外会誌 18: 2368-2374, 1985

別刷請求先
関根 毅 〒362 埼玉県北足立郡伊奈町小室818 埼玉県立がんセンター腹部外科

受理年月日
1985年6月19日

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