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第18巻 第12号 1985年12月 [目次] [全文 ( PDF 465KB)]
原著

食道離断術後の胃排出能と幽門形成術について

河野 暢之, 勝見 正治, 谷口 勝俊, 福永 裕充, 山本 達夫, 岡 統三, 尾野 光市, 淺江 正純, 三木 保史, 小西 隆蔵, 遠藤 悟, 植阪 和修, 玉置 英人, 児玉 悦男

和歌山県立医科大学消化器外科

 食道静脈瘤に食道離断,血行遮断,脾摘除,胃瘻造設術を施行した症例に99mTc Sulfer-Colloid混入試験食によるgastroscintigramにより術後の胃排出動態をみた.幽門形成術付加群5例,非付加群9例の2群の胃排出時間(T1/2)を経時的に測定したところ,術後3カ月までは幽門形成術付加群に胃排出時間のばらつきがみられたが,以後は排出遅延例はみられず,経時的に短縮する傾向がみられた.3カ月以後両群は分時胃排出率もほぼ等しく,同じ胃排出動態を示し,幽門形成術の有無による差を認めなかった.また胃形態よりみて術後は牛角胃を呈していた.胃瘻造設により術直後の胃拡張,過度の胃内圧上昇を防ぎさえすれば,幽門形成術は必要でないと思われた.

索引用語
胃排出時間, 食道離断術, 幽門形成術, 分時胃排出率, 迷走神経切離術

日消外会誌 18: 2436-2440, 1985

別刷請求先
河野 暢之 〒640 和歌山市七番丁-1 和歌山県立医科大学消化器外科

受理年月日
1985年7月10日

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