有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第19巻 第3号 1986年3月 [目次] [全文 ( PDF 809KB)]
宿題報告

門脈圧亢進症の病態と外科治療の適応

吉田 奎介

新潟大学手術部

 目的:肝予備能に基く食道静脈瘤治療指針を検討した.方法:Child分類に基き直達手術と内視鏡的硬化療法(以下硬化療法)の成績を評価し,手術例につき肝循環指標の予後との関連性を検討した.結果:直達手術とくに経胸経腹的食道離断術の止血効果は良好で累積5年出血率2.2%を示した.硬化療法後の累積3年出血率は41%と高率であったが,肝予備能不良例(Child C群)の生存率では累積3年生存率39%と直達手術の26%を上回った.肝予備能評価上ICGの血漿消失率と肝除去率は有用であった.結論:延命効果の面から肝予備不良例には硬化療法,Child AおよびB群では直達手術を優先すべきである.

索引用語
門脈圧亢進症, 食道静脈瘤, 食道離断術, 内視鏡的硬化療法

日消外会誌 19: 606-613, 1986

別刷請求先
吉田 奎介 〒951 新潟市旭町通1-757 新潟大学手術部

受理年月日
1985年11月12日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会