有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第19巻 第4号 1986年4月 [目次] [全文 ( PDF 457KB)]
原著

80歳以上高齢者胃癌切除の問題点

藤井 一郎, 広瀬 周平, 高橋 健治, 木村 秀幸, 大原 利憲, 筒井 信正, 北村 元男, 片岡 和男, 間野 清志

岡山済生会総合病院外科

 80歳以上の胃癌手術のうち切除例55例につき種々の因子を手術直接成績と遠隔成績で検討した.術前の全身状態は術後経過とよく相関した.手術時間は2時間半,出血量は500 mlまでが安全の限界と考えられた.上部胃癌に対する全摘あるいは噴切例,あるいは他臓器合切例の術後直接成績は悪いので,適応を厳重に選び侵襲を最小限にとどめ,術後はとくに呼吸・循環・栄養の面で綿密な管理を行うべきである.リンパ節郭清はR2を目指すべきであるが,全身状態より不可能な場合でもR1に重点的郭清を追加して,少なくとも相対的非治癒切除となるように努力すべきである.

索引用語
高齢者胃癌

日消外会誌 19: 729-733, 1986

別刷請求先
藤井 一郎 〒720 福山市沖野上町 国立福山病院外科

受理年月日
1985年10月9日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会