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第19巻 第4号 1986年4月 [目次] [全文 ( PDF 1018KB)]
原著

小腸壁内リンパ管構築に関する実験的研究―十二指腸,空腸,回腸壁内リンパ管について―

小林 建仁

名古屋大学第1外科(指導:塩野谷恵彦教授, 弥政洋太郎名誉教授)

 イヌ小腸(十二指腸,空腸,回腸)において,色素の組織内注入法によるリンパ管造影を行ったのち,腸管壁全層の透明標本を作製して壁内のリンパ管を立体的に観察し,各層別の基本的なリンパ管分布について検討した.絨毛には1条の中心乳ビ腔があり,絨毛底部の3次元に拡がるリンパ管叢に流入していた.粘膜筋板直上部は2次元に拡がるリンパ管叢が発達しており,リンパ管相互の連続性が最も良く保たれていた.粘膜下層のリンパ管は太く多彩な形態を示すが,浅層と深層で分布状態が異なっていた.また深層では部位により分布の違いが認められた.輪状筋層,縦走筋層はともに筋線維の方向に平行な走行を示すリンパ管が主であった.

索引用語
小腸壁内リンパ管構築, 小腸壁内リンパ管造影, リンパ管立体写真, リンパ管投影図

日消外会誌 19: 764-772, 1986

別刷請求先
小林 建仁 〒455 名古屋市港区港明1-10-6 中部労災病院外科

受理年月日
1985年10月9日

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