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第19巻 第5号 1986年5月 [目次] [全文 ( PDF 605KB)]
原著

胃良性疾患に対する胃部分切除後長期経過例における残胃粘膜の変化―残胃癌発生のriskに関する検討―

小澤 正則, 三上 泰徳, 杉山 譲, 羽田 隆吉, 小野 慶一

弘前大学第2外科

 胃良性疾患のため胃部分切除を施行しBillroth II法で再建した43例について術後7~21年6ヵ月経過後の胃粘膜を検討対象とした.内視鏡所見では吻合部の発赤・びらんは30.3%,ポリープ病変は11.6%にみられたが,これと胆汁逆流との因果関係は明らかでなかった.残胃生検標本において固有胃腺萎縮の程度は吻合部に最も高度で,その改築像としての偽幽門腺化,腺管嚢胞状拡張および腺管異型の所見も同部に高頻度で出現した.しかし術後15年を境に症例を2群に区分して各組織所見の出現頻度を比較すると後半の症例で増加する傾向は認められなかった.また腸上皮化生が残胃に新生したものは4.7%と著しく低率であることを指摘した.

索引用語
慢性萎縮性胃炎, 残胃癌, 幽門側胃部分切除術, Billroth II法, 腸上皮化生

日消外会誌 19: 881-886, 1986

別刷請求先
小澤 正則 〒036 弘前市在府町5 弘前大学医学部第2外科

受理年月日
1985年11月12日

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