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第19巻 第5号 1986年5月 [目次] [全文 ( PDF 633KB)]
原著

大腸癌イレウス症例の臨床病理学的検討

奥野 匡宥, 池原 照幸, 阪本 一次, 加藤 保之, 長山 正義, 由井 三郎, 梅山 馨

大阪市立大学医学部第1外科

 最近13年間の当科における大腸癌手術例570例のうち,イレウス症状を示した49例を中心に臨床ならびに病理組織学的に検討した.大腸癌イレウスの発生頻度は全大腸癌の8.6%で,部位別には盲腸・横行結腸での発生頻度が高かった.イレウス例では病期の進行した症例が多く,切除率73.5%,治癒切除率44.9%で直死率も6.1%であった.累積5生率はイレウス例の全例では33.2%,治癒切除例では59.4%で,非イレウス例の56.4%,77.1%に比べて低率であった.大腸癌イレウスでは精力的な保存的療法を併用しつつ,全身状態の回復をはかり,できれば待期的,一期的治癒切除術を行うことが望ましいと考えられる.

索引用語
大腸癌によるイレウス

日消外会誌 19: 957-962, 1986

別刷請求先
奥野 匡宥 〒545 大阪市阿倍野区旭町1-5-7 大阪市立大学医学部第1外科

受理年月日
1985年11月12日

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