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第19巻 第7号 1986年7月 [目次] [全文 ( PDF 956KB)]
原著

高位胃潰瘍の臨床像と分節的胃切除術後の胃機能に関する実験的研究

山本 達夫

和歌山県立医科大学消化器外科(指導:勝見正治教授)

 高位胃潰瘍の臨床像を解明するために,高位胃潰瘍100例について胃角部潰瘍212例,幽門部潰瘍48例と比較検討した.高位胃潰瘍の臨床像は他の胃漬瘍に比べ高齢で,高血圧や心疾患の合併が多かった.また潰瘍は後壁に多く,大きく,深かった.胃酸分泌は低酸で空腹時血清ガストリン値が高く,胃排出が遅かった.本症に対する外科的治療として,胃自体と胃機能をできるだけ温存するため,分節的胃切除術に幽門側と噴門側の迷走神経を温存する術式について実験的検討を行った.本術式は選択的近位迷走神経切離術兼分節的胃切除術に比べ,術後やや血行動態が良かったが,テトラガストリン刺激による胃内壁pHの変化は有意に低下した.

索引用語
高位胃潰瘍, 分節的胃切除術, 選択的近位迷走神経切離術, 迷走神経温存

日消外会誌 19: 1555-1564, 1986

別刷請求先
山本 達夫 〒640 和歌山市7番丁1番地 和歌山県立医科大学消化器外科

受理年月日
1985年12月11日

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