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第19巻 第7号 1986年7月 [目次] [全文 ( PDF 1039KB)]
原著

ストレス潰瘍発生機序に関する実験的研究―とくにクモ膜下出血関連ストレス潰瘍と自律神経・胃機能相関について―

伊藤 善朗, 大橋 広文, 土屋 十次, 日野 輝夫, 野々村 修, 林 幸貴, 操 尚, 梶間 敏彦, 吉田 明彦, 国枝 篤郎, 坂田 一記

岐阜大学第2外科

 ラットをクモ膜下出血(SAH)の有無,交感・迷走神経遮断の有無,水浸ストレス負荷の有無,薬剤投与の有無の4条件の組み合わせによる18の異なった状態に3時間拘束して,胃漬瘍形成程度,胃液所見,胃粘膜累積血流量,胃排出率をパラメーターとして測定した.その結果,水浸ストレス負荷群は非負荷群と比較して胃液量は正常ラット群で56%,SAHラット群で70%の減少を示した.累積血流量でもおのおの45%,72%の減少を示し,両パラメーター間に密接な関係が示唆された.さらに両パラメーターと神経遮断の有無,クモ膜下出血の有無との間にも一定の法則性がうかがわれたので神経機能程度を直接示すパラメーターとして水分の胃血管透過性が推定された.

索引用語
神経原性ストレス潰瘍, 胃粘膜血流量, 胃分泌能, 胃排出能, 胃自律神経遮断

日消外会誌 19: 1576-1585, 1986

別刷請求先
伊藤 善朗 〒500 岐阜市司町40 岐阜大学医学部第2外科

受理年月日
1985年12月11日

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