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第19巻 第7号 1986年7月 [目次] [全文 ( PDF 793KB)]
原著

Borrmann 4型胃癌の5年生存例の検討

山瀬 博史, 高木 国夫, 中島 聡総, 大橋 一郎, 太田 博俊, 高橋 知之, 土江 健嗣, 岡本 勝司, 久野 敬二郎, 梶谷 鐶, 加藤 洋1)

癌研究会附属病院外科, 同 病理部1)

 Borrmann 4型胃癌切除666例の5年生存率(5生率と略)は12.8%であり,相対非治癒切除例を含む治癒切除456例の5生率は18.6%であった.肉眼形態を巨大皺襞と糜爛の程度で4亜型分類した.皺襞型:5生率は23.8%.S(+)でもnの進んでいない時期の予後は比較的良好.皺襞+糜爛型:5生率は8.9%と不良.Sとともにリンパ行性に転移し悪性度が高い.糜爛+皺襞型:5生率は9.1%と不良.Sとともにnの進行が高度である.糜爛型:5生率は21.5%.予後はSとnに相関しどちらかが進んでいなければ良好.比較的早期例が含まれている.4型ともS2,S3,n2(+),n3(+)などの進行例でも5生例があり,積極的な外科療法が重要である.

索引用語
Borrmann 4型胃癌亜型分類, 胃癌5年生存率

日消外会誌 19: 1586-1593, 1986

別刷請求先
山瀬 博史 〒466 名古屋市昭和区鶴舞町65 名古屋大学医学部第1外科

受理年月日
1985年12月11日

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