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第19巻 第8号 1986年8月 [目次] [全文 ( PDF 1031KB)]
原著

胆道閉塞解除後の胆汁酸排泄と胆汁酸クリアランスに関する臨床的研究

松本 文夫

順天堂大学第1外科(指導:城所 仂教授)

 閉塞性黄疸27例につきPTCD後の胆汁中胆汁酸を測定し,10例につき胆汁酸(CDCA)負荷試験を行って,減黄効果や臨床経過と比較検討した.胆汁中総胆汁酸排泄量は,黄疸例では非黄疸例にくらべ低値をとり,また,減黄効果および胆汁中ビリルビン量と正の相関がみられた.胆汁中胆汁酸が0.5 mg/ml以下,300 mg/day以下では予後不良で,重篤な肝障害が示唆された.胆汁酸負荷による血中消失曲線をみると,非黄疸例,減黄良好例,減黄不良例の相違が的確にとらえられ,減黄不良例では抱合型胆汁酸の直線的増加が特徴で,肝からの排泄障害の残存が推測された.PTCD後の減黄効果を早期に予測するうえで,胆汁酸負荷試験の成績は良い指標となること考えられた.

索引用語
閉塞性黄疸, 胆汁中胆汁酸, 胆汁酸負荷試験, ケノデオキシコール酸, 減黄効果

日消外会誌 19: 1743-1752, 1986

別刷請求先
松本文夫 〒113 文京区本郷2-2-1 順天堂大学医学部第1外科

受理年月日
1985年12月11日

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