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第19巻 第8号 1986年8月 [目次] [全文 ( PDF 1030KB)]
原著

胆嚢癌および慢性胆嚢炎における胆嚢粘膜の化生性変化に関する病理組織学的研究

吉松 信彦

日本医科大学第1外科学教室(指導:恩田昌彦教授), 埼玉県立がんセンター研究所病理部(指導:高山昇二郎部長)

 胆嚢粘膜の化生性変化と胆嚢癌との関係を検討する目的で胆嚢癌33例,慢性胆嚢炎162例の手術摘出胆嚢を病理形態学的に検索した.胆嚢癌非癌部粘膜と慢性胆嚢炎粘膜に出現した化生性細胞の出現頻度は杯細胞がそれぞれ25例(75.8%),89例(54.9%),パネート様細胞が18例(54.5%),50例(30.9%),基底顆粒細胞27例(81.8%),54例(33.3%),ガストリン陽性細胞16例(48.5%),21例(13.0%),偽幽門腺31例(93.9%),134例(82.7%)であった.胆嚢癌非癌部粘膜では,化生性変化が高度であり,特に基底顆粒細胞,ガストリン陽性細胞が高頻度に認められ,両者を有する化生性変化と胆嚢癌の密接な関係が示唆された.

索引用語
慢性胆嚢炎, 胆嚢癌, 腸上皮化生, 基底顆粒細胞, ガストリン陽性細胞

日消外会誌 19: 1759-1767, 1986

別刷請求先
吉松 信彦 〒113 文京区千駄木1-1-5 日本医科大学第1外科

受理年月日
1985年12月11日

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