有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第19巻 第9号 1986年9月 [目次] [全文 ( PDF 719KB)]
原著

Isobutyl cyanoacrylateを用いた食道静脈瘤の内視鏡的硬化療法

藤田 博正, 川原 英之, 日高 正晴, 吉松 博

産業医科大学第2外科学教室

 Isobutyl cyanoacrylateを用いた内視鏡的硬化療法を25例経験した.静脈瘤内の場合は1%Aethoxysklerol 2 ml,純Ethano1 2~4 ml, 10倍希釈のIBC-lipiodolを2 ml注入した.血管外の場合は1%Aethoxysklerol 2 ml単独か,または,IBC-lipiodol 1~2 mlを追加した.この方法の特徴は,(1)後出血が少なく,外来患者に対してもおこなうことができた.(2)単純X線写真で,塞栓された静脈瘤を描出することができた.(3)Paoscleなどの血管外注入に比べ,有効例が82%(18/22)と多かった.しかし,一方では,(1)IBCが穿刺針や内視鏡の吸引送気孔を閉基する.(2)脳塞栓や肺塞栓などの合併症がある.などの欠点がみられたが,これらは技術的にある程度解決することができた.

索引用語
Isobutyl cyanoacrylate (Bucrylate), 内視鏡的食道胃静脈瘤硬化療法

日消外会誌 19: 1890-1896, 1986

別刷請求先
藤田 博正 〒830 久留米市旭町67 久留米大学医学部第1外科

受理年月日
1986年2月12日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会